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荘子 (書物) : ウィキペディア日本語版
荘子 (書物)[そうじ]

荘子』(そうじ、そうし)は、荘子(荘周)の著書とされる道家の文献。
現存するテキストは、内篇七篇・外篇十五篇・雑篇十一篇の三十三篇で構成される。
== 伝来 ==
現存する『荘子』は、内篇のみが荘周その人による著書で、外篇・雑篇は後世の偽書であるとの見方が一般的である。『史記』「老子韓非列伝」によれば『荘子』の書は十万余字であった。『漢書』「芸文志」によれば、もとは五十二篇あったという。
金谷治の説では、これらの篇が『荘子』として体系化されたのは、『淮南子』を編集した淮南王劉安のもとであろう。老子と荘子をまとめて「老荘」と称すのも『淮南子』からである。
代、郭象は漢の時代の荘子テキストを分析して、荘周の思想と異なるものが混じっていたために10分の3を削除して、内篇七篇、外篇十五篇、雑篇十一篇にまとめ、現在の三十三篇に整備した。それが現行の定本となっている。現在の字数は約6万5千字である。郭象はまた『荘子注』という注釈書も残した。
の時代、道教を信仰した玄宗皇帝によって荘子に「南華真人(南華眞人)」の号が贈られ、書物『荘子』も『南華真経(南華眞經)』と呼ばれるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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